戯言ヲトメツバキ(完)
言葉にならないものを、少しでも言葉にしようとしていました。
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0510
カムヰヤッセン稽古場公演2 「頭のトランペット」を観た。
その日は偶然、同会場で東京都の採用試験を受けていた。
(ちゃんと準備しなかったので、論文試験は全然書けなかった)
4人芝居で、2組のカップルと、女性同士が喋っていた。
稽古場ゆえの背伸び的なもの、と当パンには書いてあったものが、
僕には人工物であったり、重さであったり、前景する北川君の作為とか、
緩急等が殺されて均質化したセリフ回しとか、そんな風に見えてしまった。
それを一旦脇に置いて、面白いモノを探せなかったのは僕の容量の限界。
空気触りで言えば、だいぶ前に見た乞局の芝居に似ていたと思う。
カンパニーとして、次回公演とか、3年先とかを見据えているのはわかった。
それはとても重要なことで、やろうと思ってもそうできるもんじゃないと思う。
ただし多くの観客は、もっと近いところ、この公演、もといこの1ステージに
焦点を当てていると思う(僕が芝居を見るときは少なくともそうだ)ので、
そういう、互いの視線の先がずれていることが具現してたんではと思った。
なんて風に、感じの悪いことばかり書いてしまったが、僕はこの劇団が好きだ。
終演後に北川くんから話を聞いて、ロングスパンの焦点を共有することで、
面白いモノもいくつか見えてきた。
でも僕は、演劇という激しく一期一会な媒体において、これが後景に退くのは
やはり残念だなあと思ったのだ。
一瞬近づいて、交わるかと思った瞬間、停止の音がもっくと響いて、
でもやはり音楽は鳴り続けて、距離はまた開いて、僕はまた見失う。
頭の中でごちゃごちゃ考えてもらちがあかないから、実際会って確かめようとしたけど
結局よくわからなかった。
頭が良いひとたちは、さっさとゲシュタルトを見つけ出して道を作ってしまうが、
僕はおどおどしながらその道を歩くばかり。
その日は偶然、同会場で東京都の採用試験を受けていた。
(ちゃんと準備しなかったので、論文試験は全然書けなかった)
4人芝居で、2組のカップルと、女性同士が喋っていた。
稽古場ゆえの背伸び的なもの、と当パンには書いてあったものが、
僕には人工物であったり、重さであったり、前景する北川君の作為とか、
緩急等が殺されて均質化したセリフ回しとか、そんな風に見えてしまった。
それを一旦脇に置いて、面白いモノを探せなかったのは僕の容量の限界。
空気触りで言えば、だいぶ前に見た乞局の芝居に似ていたと思う。
カンパニーとして、次回公演とか、3年先とかを見据えているのはわかった。
それはとても重要なことで、やろうと思ってもそうできるもんじゃないと思う。
ただし多くの観客は、もっと近いところ、この公演、もといこの1ステージに
焦点を当てていると思う(僕が芝居を見るときは少なくともそうだ)ので、
そういう、互いの視線の先がずれていることが具現してたんではと思った。
なんて風に、感じの悪いことばかり書いてしまったが、僕はこの劇団が好きだ。
終演後に北川くんから話を聞いて、ロングスパンの焦点を共有することで、
面白いモノもいくつか見えてきた。
でも僕は、演劇という激しく一期一会な媒体において、これが後景に退くのは
やはり残念だなあと思ったのだ。
一瞬近づいて、交わるかと思った瞬間、停止の音がもっくと響いて、
でもやはり音楽は鳴り続けて、距離はまた開いて、僕はまた見失う。
頭の中でごちゃごちゃ考えてもらちがあかないから、実際会って確かめようとしたけど
結局よくわからなかった。
頭が良いひとたちは、さっさとゲシュタルトを見つけ出して道を作ってしまうが、
僕はおどおどしながらその道を歩くばかり。
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