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 0610

・「バカとハサミは使いよう」なんて言葉が端的に表すように、何かに影響を及ぼす「能力」ってものは、その使い方次第で使い主や周りの人を幸せにも不幸せにもする。誰かの幸せが他の誰かの不幸せだったり、誰かの望んでることがイコール幸せではないという複雑なケースまで手を広げなくても、「能力が良くも悪くも働きえる」というのはほとんど真実に近いんじゃないかと僕は思う。それゆえに、「良くも悪くも影響を与えない」=「能力の無さ」がひとつの能力っていうか特性に数えられてもおかしくないと思うのだが。話を戻すと、能力が行使される時には必ずそれを使う「誰か」というものが重要な変数として登場してくる。「誰にでも使える」ものを目指していると、その「誰か」という視点が抜けがちで(実はそれはまったくの皮肉なのだが。フィクションの「人間全般」が幅を利かせ始めるとそうなる)、いざその能力を使おうと思った時に、その「誰か」要因に足を引っ張られたりするわけだ。「誰か」要因はそれ自体で独立していることもあれば、使われる能力との相性で決まることもある。
・、、という、別に面白くもない一般論を話しているうちに、その次に話そうと思ってた、おそらくもっと重要であったろうことを忘れてしまった。やれやれ。今日は見舞いと手紙と抄録と、「やりたい」と「やるべき」がそれぞれの割合で配分された用事を一気に走りぬける予定。僕を突き動かす別々の3次元、フレミングの法則!
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