戯言ヲトメツバキ（完）

こんな風にトラジと電話で話ができることがどんなに嬉しいことか。
それを表現するに足る言葉を僕は持たない。
だからなんも飾り付けをせず、ただそのことだけを記す。

僕は強く優しくなりたい。

やりたいことをやって、守りたいものを守って、死んでいきたい。
非道も不条理もある世の中で、それでも生きて、死んでいきたい。

ぐっちゃぐちゃだけどもさ、矛盾だらけだけどもさ、今は。
それって別に、どんなやっても無くなったりはできないんだろうけども。

でも、
ニヒルに尖るには、この世の中は愛おしすぎる。
だからそこは問題ではなくて。

僕の圧倒的な傾向である、ヌルい湯から、
抜け出ることを、

本気を出して考えよう。勇気を出して踏み出そう。ディストラクタに耐えてやり抜こう。

力動の積分であり、力動と異なるもう１つの世の中を動かす力。
仮にそれを今は、「質量」と呼んでやる。

質量を、僕の手に。
ハンマーを、振り抜く。