戯言ヲトメツバキ(完)
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1023: 脳蕩れ2
・僕は、岡本の前ではあまり言えなかったが「ハチミツとクローバー」が好きで、志波くんには黙ってたが「こどものおもちゃ」が好きで、そしてわんこやにゃんこの可愛さがいまひとつわからない。
・正常というのは「正常のふりができること」だという誰かの定義を結構気に入っているのだけど、外側を適合させると内側が混乱したりすることがあるから困る。わかっているのに外側を適合させないのは、無能力かもしれないけど、それをやっちゃうことで別のものを失うのが怖いからかもしれなくて、それは傍から見えづらいけど外側の適合と同様、いやそれ以上に尊重すべきだと思う。このように外側と内側の適合は尻尾が繋がっているのだが、必ずしもトレードオフなのではなく、外側の適合を整えることで内側の適合を促すこともできる。わたしが生産できるものは過去に消費したものでしかないならば、わたしが消費できるものも過去に生産したものでしかない。
・焦ることにはたくさんよくないことがついてくるが、焦らないことにもよくないことがついてくる。どちらにせよ1つの状態から動けずにがんじがらめのまま消耗しているのならば同様によろしくない。一番大事なことは言葉にはしづらくて、だからその不十分さを飲み込まないと「自由」という言葉は使えない。楽園なんてないことを本当に受け入れなければ、それでも人生の手綱を放さない覚悟を持たなければ、いつまでも視界は曇ったままだなぁ。
・こういう抽象的な言葉ってのは、固定させるための、つまり先延ばしのための方便にすぎないんかなあ。切れてる感じはしないからなあ。ああでもわかりにくい言葉を書くことで、わかりにくい文章の書き手に共感するヒントが見つかるかもしれないぞ。話を聞いたり本を読んだりするとき、「お客様」になっちゃうと、わかりづらい言葉に対しては腹が立つだけで得るものが少ないからな。