戯言ヲトメツバキ(完)
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
役者の価値/セラピストの価値
もう段々と、アレをし始めなくてはならないのかと思った。
モノには色々と限度というものがあるのかと思って。
元教え子がダンスサークルのイベントに出るというので千葉まで行く。
祖母の家の最寄駅の稲毛があったり、昔先輩が住んでいた本八幡があったり、
先日留学する先生を見送りに行った成田空港が近くにあったりする。
そうか、千葉ってのは「こういう場所なんだな」と今更ながらに思う。
地が続く感覚。曖昧だけれど少し楽しい。
前に酔狂で自分がダンスサークルにいた時もそういったクラブイベントがあって、
「我ながら浮いてるなぁ」と思っていたが、今日は格好が普通ということもあって、
なおさら場違い感が強かった。会場暗いのにすぐ見つかったのもその所為だろう。
ダンスは別に上手くはなかったが、その子が舞台に立つのを観れたのはよかった。
ジンライムを一気飲みして、ほろ酔い気分で外に出る。
火男の初日をスルーしながら駒場で2本立ての芝居を観ようとする直前に電話がかかり
携帯版の公演情報の時間が間違ってることを知らされ、軽くドン萎える。
瞬間的に言い訳を思いつくが、あまりにも格好悪すぎるので言うのは止める。
それでも原因は2番目だし、責任は1番だ。
当パンの時にもうすらうすら感じていたインフォメに関する甘さは表に出さねばならない。
終演後に前回公演に出ていた後輩とその同期と下北で飯を食う。
理由はよく分からないのだが、俺はその後輩がわりと好きで、きしょいほど話す。
後輩の身の上話を聞いたり、なんか院で勉強したことを持ち出して助言を吐いたりする。
なんとなく思ってるのは、自分と正反対の性格を持ち、あの演出家に気に入られた、
その後輩に対する羨望が色々と加工されて陽性の逆転移になってるというものだ。
(俺は陰性の逆転移に耐性が低い。)だから一応は相談みたいな形式になっていたけれど、
むしろ俺の欲求だけが満たされて、後輩のためにはなっていない可能性がよぎる。
淵田がセクハラしていたのも、その偽善への警告(ツッコミ)なんじゃないかとも思える。
役者としての評価と、異性としての評価が交絡するのなんて、まったくよくある話だ。
だからその次に、あたしはその法則に対して「どう立ち向かうか」が肝要だ。
それから、飯田は衣装も含めて格好良すぎた。