忍者ブログ

 [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



| HOME |

 ぐったりプライズ

行きつけの歯科に定期検診に行き、実家でご飯を食べて両親と少し話して少し眠って、上野に芝居を観に行って、作演の人とそれなりに話して、夜の予定はキャンセルになってしまったので、クリーニングに出していたスラックスを受け取って家に帰った。いつもの練馬区、文京区。それから台東区。
実家の本棚から「クビツリハイスクール」と「暗いところで待ち合わせ」を取ってくる。薄い本だし、既読なのですぐに読めてしまった。なにかが始まりそうな予感がしているが、世の中には始まりそうで始まらないものはいくらでもあるだろうし、始まっても終らずに途中のままで固まってしまっているものもいくらでもあるだろう。動くのはぼくだ。

久し振りに5日間続けて仕事をして、そのうち2日間はお酒を飲み、うち1日はやたら消耗するものだったため、すっかり疲れきってしまった。わたしがこんなにぐったりしているのに、今のわたしが給料泥棒みたいだという事実は1ミリたりとも変わっちゃいない。その事実は、これから変えられる事実なのだけど。
数週間前から部屋に冷房をつけるようになった。熱中症のニュースを聞いて、恐ろしくなったからだった。しかし汗をあまり掻かないのはどうにもよろしくない。また役者をやろうと思ったとき、いまの身体はとてもとても不自由なものになってしまっていることに気づく。

「人種が違う」という言葉が、話している相手の口から出てきた。以前、「同じ星の人間」という言葉を別の人から聞いたことを思い出した。いずれも比喩的な意味でそういうことを言っていた。メールだけでやり取りをしているまた別の人は、つい最近外国に行って、文字通り人種も言葉も文化も違う人と、なにがしかのやり取りをしてきたらしい。そういったことと、ぼく自身の経験が、だんだんと溜まっていき、あるところでコップから溢れ出す瞬間がある。そうなるとぼくは取り付かれたようにそのことが気になってしかたなくなる。
「紙風船」における夫婦のやり取りを思い出す。ぼくのことを「鈍感」と称した人を思い出す。鈍感と称されたことを話したら「そんなことはないのではないか」というような反応をした人を思い出す。ゲシュタルトの祈りに記されている文句を思い出す。
PR


| TRACKBACK: | COMMENT:0 | HOME |

COMMENT

コメントする


 

このエントリーのトラックバックURL

これがこのエントリーのトラックバックURLです。

このエントリーへのトラックバック

BACK| HOME |NEXT

プロフィール

HN:sunasand

個人的なメッセージは
”sunasand★livedoor.com”
宛に送ってください。(★を小文字@に変えてください)

カウンター

最新記事

(09/12)
(08/23)
(08/18)
(08/17)
(08/12)

ブログ内検索

アーカイブ

カテゴリー

リンク

アクセス解析