戯言ヲトメツバキ(完)
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0215: ふらぐら
幽霊とは惰性に近い。既に役を果たさなくなっているのに、そのことに気づかず、あるいは吟味すらせず、古い方法(あるいは外から与えられた方法)をひたすら繰り返している状態、あるいはその内容だ。
なんとなくあることを後回しにしている自分にふと気づいたので、もうひとつ調子に乗って、それをあえてやってみた。これは幽霊の解体作業だと思うのだが、何回かやっているといつの間にかこれ自体がまた別の幽霊の片棒を担ぎかねない。やったことは、昨日出した遺失物届けを取り消したことと、コンビニでお釣りを貰う時に相手の目を見てお礼を言ったこと。この小ささにして、このローカスオブ関心。
最寄りのスーパーに、わさび菜が売っていたので買った。どう料理しよう。
幽霊には功も罪もある。だからほとんどの人は「幽霊の生成&使用」と「幽霊の解体&非幽霊的対応」を適度にミックスして使っている。個人の能力や環境の要請によって、必要となる幽霊の割合は異なるだろう。ほとんど幽霊を必要としない人でさえ、その生活のある部分は幽霊によって支えられている。
このように、人間生活というような複雑なことを行う場合、まったくベクトルの異なった2つの作業を行う必要が出てくる。それゆえにこれは第3の作業を必要とする。すなわち、今の自分のやるべきことが、2つのうちどちらなのか、あるいはどちらでもないのか、ということを判断する作業である。
大福を毎日コンビニで買って食べている。つぶあんの豆大福が今のところ一番好みだ。コンビニ空間の中で、大福や饅頭が占めている位置を想う。
僕は部屋の模様替えをするのが好きだ。きょう部屋の様々な箇所に相似形のカオスを見つけ、僕が過去に何度も何度も同じようなことを試みてきたことがわかった。それを知ったことと、それを今日見つけられたことが嬉しかった。嬉しかったので、そのカオスなやつらを全部まとめて、こないだ買った新品の本棚の一番目立つところに置いてやった。とても満足した。
カンターベリ、クラーンベリ。