戯言ヲトメツバキ(完)
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0216: ゲンズスタイル
朝までしんばって応募書類と指導案を書いて、書類を出しに都庁へ行った。
ケアレスミスは無くしたいけど無くならなくて、挽回したと思ったけど
見逃していたものもあって、つまり送付先の名前を間違えてしまっていた。
これのせいで書類選考に落ちたら、またちょっと凹むだろう。
多分、三田紀房の漫画を読んでいたおかげで、これが慣れないことをやろうとして
予想外にあるいは不条理に失敗して、凹んで、真剣になって、火がついて、
前よりできるようになって、そのうち結果が出て、成長を実感して、自信がつく、
というプロセスが回っているのだということはとてもよく見えている、つもりだ。
僕が今まで全然気にしなかったようなことが、今ではだいぶ視界の中に入ってくる。
このクールにどうしても就職せねばならないというような気負いが無い分だけ
僕の体験している体感難易度は標準的な就活生より易しいのかもしれない。
既に修論関連でガツンと鼻が折られていたのであまり堪えないのかもしれない。
僕はこのサイクルをとても心地よく体験しているのだけれど、その一方で、
このサイクルに飼われてしまわないように気をつけなければいけないと思う。
ああでもそれは、今考えることではないのかもしれない。
書類を出して、実習の面接をして、稽古をやったら、もうすんげー疲れた。
目がすっごいかゆい。こんなこと今まであんまりなかった、こともないか。
あれ?もしかしてこれって花粉症?
ファウストの稽古で、川口が要求しているものとか、おれのできていないことが、
こうではないかとわかりかけたつもりになったのだから、俎に載せねばならない。
なんにも言い訳は立たないのだ。時間は捻り出さないと、残念な過去が増えていく。
そんな灰色幽霊に塗りつぶされた人生なんてまっぴらだ。
提示する。やって見せる。そんでそれを材料に、ぼくと川口はコミュニケる。
難しいって言葉には困難て意味と複雑って意味があるけど、これは複雑じゃない。
ただ困難なだけだ。そして絶対に不可能ではない。しかし飛翔は必要だ。