戯言ヲトメツバキ(完)
言葉にならないものを、少しでも言葉にしようとしていました。
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0410
僕の趣味は 部屋の模様替え らしい。
部屋のそこかしこで埃をかぶっている幽霊たちを片っぱしから取り出して、
年季を感じさせるその芳ばしいものを鼻からめいっぱい吸い込んで、
今の僕の価値観と付き合わせながら暴力的に再配置していく。
ああ、楽しいい。
こういう作業を、もっと抽象的なレベルでできるようになりたいな。
ぎごちなく、きゅうくつなまま、かたまってしまうのは、いやだ。
のびのびと、心臓の鼓動が僕の全体を奮い立たせるようなのがいい。
ふとした拍子に誰かの言葉や気持ちが重なって、交わって、それは突然で、
どぎまぎしたり、感情が商店街のくじ引きみたく目まぐるしく変わるのがいい。
川口のやろうとしていることが、誰かの言葉で突然色褪せてしまうこともあるけれど、
けれどやっぱり、彼のやろうとしていることは、黄金なのだと、僕は思う。
懸命に生きよう。
誰かの所在をなんとなくしって、人知れずうきうきしたりする。
デデマとお香に、救われる。
もりもりの野菜に、救われる。
新米心理士という、おいしそうな言葉を気に入って、こう名乗ろうかと思ってみる。
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