戯言ヲトメツバキ（完）

以下に書いたような、「誰かに何かを紹介する風味をまとった文体」は、書いているうちに、「キミ、なんか誰かに向かって話しかけてるようだけど、一体誰に話してるの？」という心の声が聞こえてくる。そして具体的な対象などいないということを自覚し、ヒャアと恥ずかしくなって、いつもの一人称に戻りたくなる。見えない人をリアルに想うということ、シミュレーション能力、想像力空想力妄想力、そういうのって大事。今はまだ。

【book】
「『モード性格』論」（サトウタツヤ・渡邊芳之）を読了。質的研究の人は哲学を解説してくれるのでワクワクする。この本は凝り固まった従来の性格「論」に疑問を投げかけ、より柔軟性の高い性格の捉え方を提案する。心理学に縁のない一般向けで読みやすいが、物足りなさが残った。論文トラックしてみようかな。

【web】
「ほぼ日刊イトイ新聞」　たぶん凄い有名なサイトなのだろうが知らなかった。こないだ初めて踏んだ。きっかけは山田ズーニーさんだが、色々な人たちが毎日代わる代わるコラムを書いている。「日経ビジネスAssocie」とコンセプトは似ているようだが、扱う間口は広そう。

【movie】
「ある光」　東京で１日だけ上映されたようだが、見逃した。小沢健二の曲とはきっと関係ないだろうが、ちょっと気になる観てみたい。監督のblogがあった→「世界 状況 けものみち」。
「精神」　気になる。これはもうちょっと長くやってるみたいだ。観てみよう。

【animation】
「リストランテ・パラディーゾ」　原作を読んでいた。アニメは未見。あと１話しか残ってないが見てみたい。
「化物語」　７月から放映開始。西尾維新の原作は全部買って読んだ。ほかの作品と比べてポップにまとまっているように思う。そのあたりで若干物足りなさを感じることもあるが、それでも要所では引き込まれる。要するに好き。監督は絶望先生等々で有名な新房昭之。イメージと違うんでないかという典型的な不安もあるがそれ以上に楽しみ。

【others】
「文部科学省」「厚生労働省」「裁判所」　就職活動中。僕がやりたいことと結構密接に絡んでいるということに気づいたのは、つい最近の話。