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 0919

家でちまちまと用事をこなして、夜にひょっとこ乱舞のワークインプログレスを観に行く。
そこで見たものは、ワークインプログレスと呼べるものではなかったが、まあ面白かった。
どこに行くのかひょっとこ乱舞。
どこに行くのか広田さん。

雨が降る。

チョウソンハさんの言葉はいちいち深い。こんな密度のある言葉をあのテンポで繰り出せるのが二重に凄い。
もちろんそれと引き替えにおざなりになっているものだって沢山あるんだろうが、それがその価値を減ずることにはまったくならない。そして引き替えにおざなりになっているものに足を引きずられないだけの強さもまた持っているのだろう。おそるべし。
この人の凄さは、前はちっともわからなかった。今は、ちょっとはわかってるつもりだ。

逐語をやる気がまだ見つからず、かといってだらだらするのがいけてなさすぎなので、小さいことをこまごまとやる。途中、市川先生の論文をネットで見つけて、面白くて超読んでしまう。P-Fスタディの本を読んだが、実用に活かせるものは頭に残らない。足りないものはなんじゃろか。有人衛星の骨組みを考える。うーむこんなものか。

言葉としてはずっと前から知っていたものが、今ごろになってようやく意味を伴って僕の中に入ってくるという経験を最近よくする。でもそれは、今まで僕の表面をなぞってきたものがすいっと15センチくらい僕の中に入ってくるようになっただけで、それが留まらずにまたふいっといつの間にか去ってしまうところは変わらない。むしろ距離が近くなった15センチ分だけ、それが去っていく感覚は生々しい。僕は慌てて言葉とかで去ってゆくそいつに首輪を投げる。首輪はすぽっとはまってそいつらは僕から5メートルくらい離れたところでぴたりと止まってこちらを見る。目の無い顔で僕を見る。目の無い顔には本来目のあるべき場所に、代わりに僕がつけた言葉が貼り付いている。首輪に書いてあったその文字がそいつらにはまった瞬間、首輪からするっとすべりおちてそいつらの首を伝って顎と唇と鼻をつるりと登ってのっぺらぼうの顔面の上でやっぱりぴたりと止まる。僕はそいつらと少しの間睨み合っているが、僕は積極的に睨んでるわけじゃなくて、ただそれ以外の正解を知らないから睨むことしかできないだけで、それはそいつらにもモロバレなので、しばらくするとそいつらは興味をなくしたように顔を背けてどっかへ行ってしまう。おい待てよと思って追っかけるとそいつらの体はそこに止まったままぼさっとつっ立っている。しかしそいつらの魂はどっか遠くに行ってしまって、僕にはもうどこに行ったのかすら分からない。僕は今度こそ捕まえてやるぞとか負け惜しみを頭の中で転がしながら、抜け殻だけのそいつを撫ぜて皮膚で感じてみる。
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