戯言ヲトメツバキ（完）

何かについて知りたいのなら、それについて考え続けるしかない。
頭で考える。心で考える。体で考える。

何かについて知りたいのなら、それについて考え続けるしかない。眠れない夜を過ごすこと。過ちを犯すこと。誰かに嫌な思いをさせること。

何かについて知りたいのなら。

始発 品川 新幹線

神戸 自転車 人工島

ＫＯ マクガフィン 夜行バス



ばらばらに散らばろうとする意識を縫い合わせて、羽ばたこうとする。

もう二度と来れないかもしれない場所のために。

もう二度と会えないかもしれない人のために。



人に顔を合わせられないくらい弱っているときは、１人で充電できるといい。

次にもっといいやり方を考えるために。

また苦い思いをするかもしれない関わりに飛び込むために。

思い出を食べているような、そんな気もする。
それがありなのか、よくないことなのか、俺は僕はよくわかっていない。
ありなものとよくないものが混合していて、眼があれば見分けられるのか。良し悪しは両側面で切り離せず、どれを重視するかの問題なのか。そういうステージには遥か及ばない。

[flesh]

挽いたコーヒー豆を頂いたので、祖母にドリップの穴空きカップと濾紙を借りる。実家でメーカーを使って淹れたことはあったが、普段はインスタントなので、このやり方は初めて。すごくぎごちなく、楽しい。しかし薄い。

ちまきをレンジで温めたら、笹の匂いが充満した。これすごい好きだ。季節はやはり夏なのか。天然芳香剤の可能性を考える。

[campher]

毎度のことではあるが、ぐらっ とキている。

私の奥に根を張って、毒を撒くもの。
無理に引っこ抜こうとすると、たちまち強烈な毒を噴き出すもの。
勝手に傷ついて、どうしようもない。

いま大事なのは、弱りながらも目を開けておくこと。