戯言ヲトメツバキ（完）

「軽度発達障害」「SST（ソーシャルスキルトレーニングの略称）」でジュンク堂、
紀伊国屋書店、Amazonのwebサイトで検索かけて、いくつか書名をメモって
池袋のジュンク堂で特別支援教育のコーナーでそれっぽい本を探したら
３冊あって、１冊は事例を詳しく説明していたので含みは多そうだが実用には
遠そう、もうひとつは一般論すぎてやっぱり実用まで距離があるように見えて、
残りの一冊、「LD・ADHDへのソーシャルスキルトレーニング」を買った。
今、修論と就活の合間に、線を引きまくりながら読んでいる。
僕が１年前に知っておくべきだったことがたくさん書いてある。
この本には必要なことばかり書いてあって、でもこれはカウンセリングじゃない。
カウンセリングができるようになるには、また全然別の理論と訓練が必要だ。
才能なんてからきしないのだ。努力を積むしかないじゃないか。
がんばれない僕が、がんばるためのなんか抜け穴。
楽じゃなくても、遠回りでも、道はどっかに伸びている。
とか、いって、
前向きにしめるのは間違っている気がするので、だったらオチなんかつかなくていい。

昼間、新春工場見学会に行く。立蔵、木引、ホットワイン、黒豆とゆずの蒸しパン。
僕はなぜ去年五反田団とハイバイの本公演をスルーしてしまったんだろう。悔やまれる。
今年は絶対見逃さない。特にハイバイ。痛すぎる。響きすぎる。
今年の目標に、この人が芝居をやっている現代においてなお僕が脚本を書く理由を見つける、
ということを設定しよう。