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 0129: なんかちょっと盛り上がっちゃってる日記。

本番まで時間の少ない中、丁寧に稽古をつけてもらう。
僕が勘違いしてるとこや拘ってるとこについて表明して、訂正してもらう作業等を通じてその先に進むという、そのようなことが部分的にできたのではと思っている。
「僕の身体と言葉が喧嘩している」という表現は一瞬で凄い腑に落ちた。ずっと動きを不自由にしていながら見えていなかったものに、相当ぴったりの名前がついたんじゃないか。

順番(優先順位)を間違えちゃいけない。
コミュニケーションはまず前提にあるもので、演出(ミザンス)よりも先に必要なこと。

信じるということは苦手だ。
自分が出すものを信じられないこと、相手がそれを受け取ってくれる(好意的に反応するとは限らないにしても)と信じられないこと、は、自分のアクションをとてつもなく抑制するし、僕は多かれ多かれ少なかれそうやって生きてきた。
信じられるものがないとは言わないが、信じられるものが増えることは今まであまりなかった。
だがしかし、          
だがしかし。

新しいことをやるのは怖くて、失敗するのは当たり前。

本当に怖い。ひっこめてしまいたいし、逆にヤケになってしまいたい。でもそれは欲求ではなくて、怖さを鎮めようと働く衝動でしかない。面倒になって手を抜いてしまったり投げ出したりしたくなることもあるけど。

「なんとなく、そうなった。」
場稽古で出たものについてそう表現した共演者の言葉に、とてもとても詰まっている、ような気がする。
といっても、古い言葉にしがみついて眼を閉じるようなことはやりたくない。
節約せず惜しみなく私のエネルギーを注いで、どんどん具体的にしてやる。

演劇という行為には、自分の中で構築してきたものを再構成する過程がある。
川口のことを思い出す。
「わが町」のことを思い出す。
「ポケットで海がいっぱい」のことを思い出す。
金魚スターのことを思い出す。
昔好きだった女の子のことを思い出す。

来週、芝居に出ます。
神奈川と東京の境目くらいにある劇場で、山梨とか富士山の出てくる話をやります。
範宙遊泳 郷土物語宣言第一弾 「山梨」
もしよかったら観にきてください。
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