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 0909

外から照り照る照射でチリチリして、ジュウッ、くるくるっ、表面の皮膚が、熱くなる。
急激な環境変化を、攻撃とみなすならば、まず一番前面が防御をするのだが、
それはほぼ確実に、ほとんど死んでしまう。
攻撃とあいうちになって、攻撃を消滅させてくれるのだが、でも死んでしまう。
すぐに同じ役回りのものが再生するのだけど、それは死んでしまう。
末端の役割。

去年の秋ごろに何回か一緒に飲みに行って、真面目な話をした院の先輩がいて、
その人は僕とは正反対…つーか真反対みたいな性格…つーか生き様の持ち主で、
でもその生き様を僕は「とてもいいな」と思って、「僕もこんな風にありたい」つて思って、
その先輩の語るエピソードを、僕がその時抱えていた人間関係的問題に重ねたりして、
意識的にしろ無意識的にしろ、その先輩には沢山同一化するところがあった。
*
だけどその先輩は、僕とはきっとかなり異なった人生を歩んできた人で、
僕がその先輩について理解したと思っていることなど、ほんとほんの僅かなもんなのだ。
そんなことを強く思うのはたいてい決まって、
僕が自分の人生の問題について、その先輩のように対処しようと思ってふるまって、
でもそれがまったくうまく行かないように思えて、落ち込んだ次の瞬間にやってくるんだ。
*
僕の中で、先輩を同一化した部分と、元来の僕の部分は、相性が悪いんだと思う。
互いに突っ張りあって、殺しあってるというか、ガラでもないことをやってるような気がする。
でも一方で、今までの僕がどうしても越えられなかったものを突破する鍵になるかもしれない。
そんなことも同時に思う。
*
先輩は子供に人気だ。先輩は先生に評判がいい。
僕はそれがうらやましくて、ねたましく思う。
先輩のことをねたましく思う自分のことは、とても嫌いで、ちょっと泣きたくなる。
でも僕は、先輩と同じ実習先を志願したり、同じアルバイトをしたりしてしまっているので、
どうしても、先輩と僕自身を比べる機会というものは、その中で生じてしまう。
「先輩は凄いなぁ、、、先輩は立派だなぁ、、、それに比べて僕は、、」と。
栓ないことは自分でも分かっている。それでも浮かぶのだから、強迫観念のようなものだ。
*
そもそもはきっと憧れとかいう、ポジティブなものから始まったように思えるものが、
こんな風にネガティブなところに落ち着いているのは、なんだかとても勿体ないように思える。
勿体ないという言葉はちょっと違うのだが、残念なように思える。
「残念」の方が近い。
なんとかする術はないかなぁ。
*
でも、なんか一番悪いところまでは行かずに踏みとどまっていられている気はするので、
だからそれゆえのしんどさってのもあるんだが、生きてればなにかふとした拍子のきっかけで、
そういうネガティブな流れが一気に反転するような機会に恵まれてもおかしくないと思うんだ。
「人事を尽くして天命を待つ」じゃないけど、そういう積極的な「待ち」が使えるんじゃないかと思う。
するってえとこの場合、「人事を尽くす」ってのは一体どういうことを指すのか。
それはこれからしばらく、考え続けねばならんことなのだろう。
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