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 1011

○日記
金曜日はSVを受けたあとのいつもの高揚を資格試験勉強に全部費やしてしまった。土曜日は試験の勉強会で模擬試験を解いた。そのあとその面子で焼肉を食べて終電を逃した。特にめでたいこともないのに焼肉を食べにいくという感覚が自分の中にはなくて驚く。パーティーでもないのに鼻メガネをつけるようなものだ。
けっこう前に上司にその存在を教えてもらっていながら、なかなか行けなかった町田の古書店、「高原書店」にようやく行くことができた。TEACCHのテキストを見つけ、喜んで買ったら4000円。こりゃ金貯まらんわ。

○働き方を説明する言葉
今の仕事について訊ねられたとき、僕は基本的にこんな風に言うことにしている。
「アルバイトを掛け持ちしています。1つは○○県にある○○な子を対象にした学習塾で、もう1つは○○県にある○○な子を対象にした児童福祉施設です。そのほかボランティアで○○な子を対象にした○○活動の手伝いをしています。週3.5勤務のフリーターです。」
この言い方は、巧拙はともかくフラットな言い方で、初対面の相手に対する自己紹介のテンプレートとしてはそんなに悪くないと思っていた。しかし最近、「アルバイト」とか「フリーター」という言葉選びについて、もうちょっとよく考えた方がいいんじゃないかと思うようになってきた。
きっかけは、僕と似たような労働環境にある心理の人たちが、これらの言葉を心理の仕事に対して使うのに抵抗を示していることを知ったからだ。彼らはおそらく、これらの言葉が「正規雇用ではない」という客観的な雇用形態を表す以上に持ちうるニュアンスについて、言ってしまえば「本当にやりたい仕事ではない」とうニュアンスについて抵抗感があるのではないかと思う。それは、心理の仕事に加えてホテルの給仕をやっている方が、どちらもアルバイトであるにも関わらず、ホテルの仕事のみを指して「アルバイト」と呼んでいたことから明白だろう。
仕事というものは、働くというものは色々な意味を内包する。お金を稼ぐという意味だったり、やりたいことをやるという意味だったり、なりたいものになるという意味だったり、社会的ステータスを表すものだったり、アイデンティティの一部だったりする。人によって、自分がやっているそれぞれの仕事に対して背負っているものは異なるのだ。今の僕には「食ってく金を稼ぐ」という意味がほとんど存在しないので、典型的なフリーターとはだいぶ違っている感じがする。多様な働き方が可能になってきたことに応じて、それらに対応する新しい言葉を開発していく必要があるのではなかろうか。
たとえば、えーと、なんだろうね、、。
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