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 0707: タナバタバコのトークントーク

類似しているもの同士には引力と共振力と斥力が働く。
ダイナミックに考えて、遠いもの同士が近づいていくときの現象は、
大抵が多様になって不安定になる。
しかし一度ぴとりとくっついてしまうとだいぶ安定する。
くっついて無い側は以前として別物同士であるが、
同じところの同じっぷりが半端ないのだ。

2年前に大学院に入ってすぐの頃、院生同士でカウンセリングの練習をした。
僕はクライエント役のとき、こんな風な抽象的な話をしてばっかりで、そのたびに
「君は難しい話をするなぁ」という反応をもらってはがっかりしていた。
今では当時より少しだけ、自分のなにがよくなかったかがわかる。
伝えたいものがなぜちっとも伝わらなかったかが。

抽象的でピンと来ない話に対して、「たとえば」「具体的に」という質問を被せるのは
もっともストレートで率直な返し方なのだが、抽象的に話すクセがついている人間にとって
この質問は答えづらい場合がある。(答えられるならこれが一番効果的だ。)
そういうときにはちょいと質問を捻ってみるのが良いと思う。
たとえば、「その話をしながら、どんなことを思い浮かべていた?」とか。
「その話は聞き手であるわたしと、君の、どちらにより関連の深い話なのか?」とか。
あるいは質問を返す前にクッションを置くのもいいと思う。
「正直言うと君の話は抽象的に感じて、何が言いたいのかさっぱりわからないのだ」とか。
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 0706

昨日のキリンバズウカの芝居と、バクマンと、あと河下水希の新連載に、
通奏低音のようなものを感じる。

それは、言葉にしにくいのだが、
「フィクションにおけるご都合主義の使用に対する抵抗の無さ*1」とでも言おうか。
キリンのアンケートに、「カラッとしている」と書いたのは同じものを指してると思う。

ご都合主義とかいうややネガティブな言葉を使っているように、
これについて僕があまり良いイメージを持てていないというのは確かにあるのだけど、
これについて探るには、好き嫌いということを一旦カッコに入れた方が良いような気がする。
ご都合主義を使うこと自体は全く問題でもなくきっと必要なことで、ただその見せ方で、
どれだけ衣をまぶすかっていうのが、僕にとっては重要なのだと思う。

僕が一番関心があるのは、スキーマへの気づき。
「俺はこういうことに違和感を感じるんだ」と「みんなこういうの気にしないんだろな」の2本立て。


わたし、人ってできることよりもできないことの方が世界を規定するなってすごい思ってて。
消化したものって、ある意味結果がどうあれ質量は小さく収まると思うのだけれど、
できないことって大量の未消化物を残して、それって生きているうちにどんどん溜まってくる。
量は増えるし、発酵して変質するものもある。

わたしはそれのほんの一部を、「クウハクさん」と呼んで崇めているのだけれど、
ところによってウツロギとか、ムイシキとか、ユウレイとか呼ばれるそれは、
やっぱりわたしのインサイトには入ってこないけど、後ろからわたしを操ってる。
つっても、操ってるってほどの積極的な意思は向こうにはないんだろう。
それくらい強力で、自動的で、強烈な力動を持っている。

言いたいことが、言いたい人に言えなくて、押し殺してしまったり、
別のかたちに捻じ曲げて、こんなところにぐちぐちと書いたりしている。
「オレ」は、最近だいぶんときゅうくつな思いをしている。
最近、でなく。あ、でもやっぱ、最近。

*1 キリンバズウカの場合は、媒体が芝居っちゅうこともあって、観客である俺の
感度というか感度マップに拠るところも大きいから一概に言えない度合いが強い。
図と地を反転して見ちゃっちゃあ、見せたいものは伝わらないのよね。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1084189

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 キリンバズウカ「スメル」

7/5(日) 19:30~ @王子小劇場
初観劇。

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 0705: ぶつぶつ

「伝統とは、死者も含めた民主主義だ。」
と、どこかの本に書いてあった。
この観点は、大事だと思う。
それを拡大解釈して。

私が喋ったり決めたりするとき、
今の私だけですべてを決めるのはよくないし、
今の私を無視して決めるのもよくない。
いつでもってことではなく、よくない場面は確かに存在する、と言いたい。

今の私と昔の私たちは、違うところもたくさんあるから、
両方を尊重してひとつの結論を出すのは結構に難しい。
だから、思考を停止してどちらかを無条件に採用するということをしがちだ。
残念なことに。

やり方がわからなくて止まってるなら、やり方を与えればいい。
慣れないうちはぎごちないから、ちょこちょこ沢山練習すればいい。
今の私と、昔の私たちが、対話をする方法。

ただ難しいのは、そういうことは、問いの形を定めにくいから、
本を探すにしろ、人に知恵を借りるにしろ、なかなか見つけづらい。
出会うためには、ダイレクトに一発検索!みたいな方法ではなくて、
関連するキーワードをたよりに、間接的に手繰り寄せていくような方法が
必要なんじゃないかしら。




チーン。
結論が出ました。
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 0704:

わたし、平日は夕方になってから初めて家を出るとかしてるくせに、
土日は昼間に家にいることがほとんどないんだわ。

最近また、ふたが開いたその光に、根こそぎ注がれていくのがわかる。
わたし、パクパク、泡喰って。

カラリヤ。
多摩センターに行く。

備える感性・身体が違うから、素材は共有してても存在する世界は違う。
パラダイムシフトつーか、わたし知ってるの。その、バガンバガンと橋を爆破するように
世界が膨張して、それと入れ替わりにかけがえのない感覚が失われてしまって、
レーズンみたくシボシボになったシニカリズムが量産されるの。

一番肝心なものは絶対に目の前に現れないから、後頭部で感じるしか仕方がない。
まあ、とりあえずやってみましょっか。

くだらんものの大抵は、産声をあげたとほぼ同時に死に始めるのだけれど、
電脳という変テコな網に引っかかってしまって、死にきれない膨大な言葉がある。
シーラカンス・ワーズワース。

だめだなあ♪あたし!
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